市政・町政の勉強会 vol.4

4月28日(日)オカサンホテルにて市政・町政の勉強会を行いました。
10名の方がご参加くださいました。ありがとうございます。

前半は大垣夢ある女性の会代表 度会(わたらい)さち子氏から「高齢社会はBB(貧乏婆さん)の時代」のテーマでお話いただきました。
国際女性デー(3月8日)のメディアには、都道府県版ジェンダーギャップ指数が岐阜県は32位、単身の高齢女性の4割は貧困など男女格差が大きく、男女均等はまだま遠い現状が明るみになりました。

数十年前までは「女性は男に養ってもらう」という規範意識が強く、結婚により仕事を辞めて専業主婦になり、家族の面倒を見るものとされていました。今では結婚や出産後も仕事を続けられる方が増えていますが、多くのお母さんたちは扶養による税制優遇が受けられる範囲内の非正規雇用のパート勤務されています。

男女の賃金格差、就労期間の短さにより低年金、無年金の高齢女性が大半です。核家族、独り暮らし世帯の増加など家族の形態は変わっていても仕組みが変わらず不十分です。家族たのみや地域だけではできない、おひとり様世帯を支える新しいコミュニティづくりを考えなければいけません。

後半は私が講師となり「福祉」について考えました。
まず月刊福祉5月号に掲載されている、内閣官房参与 山崎 史郎氏の『人口減少社会における「未来への責任」』を輪読しました。山崎氏は厚生労働省時代に介護保険制度を作り、介護の社会化を進めました。

福祉で言われる
①だれ一人取り残さない ②切れ目のない支援(シームレス)についてもお話しいたしました。

次回もテーマを福祉とし、令和6年度の大垣市の福祉の資料を基に行います。
日時:6月1日(土)10:00~12:00
ぜひご参加ください。